フォークデュオゆずが、プロスケーターの高橋大輔さん(37)主演のアイスショー「氷艶hyoen 2024 -十字星のキセキ-」(6月8日~11日、横浜アリーナ)の主題歌を書き下ろし、スペシャルゲストアーティストとして全公演に出演することが30日、明らかになった。

「氷艶」はスポーツと日本文化を融合したストーリー仕立てのアイスショーで、物語は宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」をモチーフに構成される。17年、19年に続く今回が第3弾で、宮本亞門氏演出のもと、物語全編がキャストたちの歌うゆずの楽曲で彩られるという。ゆずも連日出演(出演・歌唱は公演の一部)して、ショーを盛り上げる。

北川悠仁(47)は「今回お声がけをいただき、アイスショー全編でゆずの楽曲が流れるということ、大変光栄です。物語の中で、亞門さんがどんな風に僕たちの曲を料理してくれるのか、今から楽しみです。主題歌の依頼もいただき、新曲を書き下ろします」とコメント。主題歌についても「オファーを受けた後に亞門さんとお会いしたんですが、そこで亞門さんからすごい熱量のパワーをいただいて、次の日には曲の原型が出来上がりました。素晴らしいクリエイティブの交換が、すでに出来始めています」と明かした。

デュオにとっても、フィギュアスケートに関わるのは初めてといい「どんなステージになるのか未知数な部分はありますが、きっとゆずの楽曲がアイスリングの上で、また新たな響き方をしてお客さんに届くんじゃないかなと楽しみにしています。僕たちの地元・横浜での開催ということで、ぜひ多くの方が横浜に集まってくれたらうれしいです」と呼びかけた。

「氷艶」の5年ぶりの開催に高橋さんも「僕自身とてもうれしく思います。この5年間の間に、アイスダンス競技への挑戦、コロナ禍の生活、そして競技生活からの引退、振り返るとさまざまな経験をさせていただきました。その1つ1つが現在の自分自身のピースとなり、また、本作への挑戦につながっています」。

ゆずとの“共演”についても「大変光栄に感じています。偉大なアーティストの方々とともに創り上げるキセキを、ぜひ会場にて目に焼き付けていただき、皆さまの人生に豊かさをもたらせるよう精いっぱいがんばります」と話している。

ショーには高橋のほか、小野田龍之介、荒川静香さん、エハラマサヒロ、村元哉中、エリアンナ、まりゑが出演する。