指揮者の小澤征爾さんが心不全のため、6日に都内の自宅で亡くなった。9日、所属事務所が発表した。88歳だった。

小澤さんの公式フェイスブックは「【訃報】小澤征爾 逝去について」のタイトルで更新。「指揮者小澤征爾は、2月6日都内自宅にて安らかに永眠いたしました。享年88歳。死因は心不全でした」と報告した。

「故人の意思により、葬儀は近親者のみで執り行いました。後日、お別れの会を検討しています。静かに見送りたいというご遺族の気持ちを尊重し、取材等はお控えいただきたくお願い申し上げます。なお、ご遺族のご意向により、ご供花、ご香典、ご弔問等はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。故人が生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせいたします。株式会社ヴェローザ・ジャパン」とした。

小澤さんはボストン交響楽団の音楽監督を長く務めており、1960年(昭35)7月にフェンウェイパークでレッドソックスの試合を初観戦して以来のレ軍ファン。公式ではレッドソックスのチームジャンパーと帽子を着用した写真が添えられた。