フジテレビは16日、都内の本社で定例社長会見を行い、一般女性への性加害報道で芸能活動を休止した松本人志(60)の番組起用について言及した。

港浩一社長(71)は「松本さんの疑惑については双方の言い分が食い違っているのでここでの発言は控えさせて頂きます。見守りながら適切に対応していきたい」とコメントした。現在、フジテレビと吉本興業の間で聞き取りや対話を重ねているという。湊社長は「吉本興業からは当事者を含む関係者から事実確認を進めていると伺っています。人権尊重を期待しており、適切な対応を求めています」と報告を待つ姿勢を示した。

松本がMCを務めていた「人志松本の酒のツマミになる話」(金曜午後9時58分)は9日の放送回から番組タイトルを「酒のツマミになる話」に改め、初回MCを千鳥の大悟が務めた。「まつもtoなかい」(日曜午後9時)は4日の放送回から、タイトルを「だれかtoなかい」にリニューアル。MCには新たに二宮和也を迎え、中居正広との新体制を敷いて再スタートを切った。今後のMCについては「タイトルの意味を感じ取って頂いて、持ち回りになる可能性は考えられますが、そういうことを含めて『だれかtoなかい』というタイトルを付けました」と、二宮以外のタレントがMC起用されることも示唆した。