人気漫画「【推しの子】」の原作者赤坂アカ氏と作画横槍メンゴ氏が、15日放送のTBS系「KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン」(木曜深夜0時58分)に出演。同作の結末は「決めてから描き始めた」と語った。

赤坂氏は「【推しの子】」の誕生経緯を聞かれると「アシスタントさんたちと漫画のネタ出しをしていて。デビューしてもらいたいので、『君たち、今出てきたアイデアの中でいいのがあったら使えばいいよ』みたいな感じで」と回顧。その中で「アシスタントさんが『アイドルの子供に転生したいです』って言って」と、アシスタントが話した1つのワードにピンときたという。

「『この話描く?』『僕は描かないです』と。ふ~ん、これはいいぞと。『君たち描かないんだよね? じゃあこれ、僕のポッケに入れても大丈夫だよね』と」とアイデアの種として胸に秘めていたという。

同作はエンターテインメント業界の舞台裏を描く。漫画家の間では取材の難しさなどから「芸能界モノは書けない」と言われてきたが、自身の作品「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の映画化を経験。赤坂氏は「横のつながりも増えていって、『今なら書ける』と思った瞬間に『あのアイデアあったわ』」と一気に構想を練り始めたという。

赤坂氏はさらに「頭とケツはかっちり決めてから描き始めた」と結末が決まっていることにも言及。横槍氏も「そこは共有してるんです」と語った。

終了する巻数についても「ピー音入りますか?」と確認した上で率直に回答。放送で音声は流れなかったが、その答えに出演者全員が「え~!?」と絶叫するシーンもあった。KAT-TUN中丸雄一(40)が「編集さんの意見もあるからまだ分からない?」と聞くと、横槍氏は「もう決定です」と断言していた。