俳優西島秀俊(52)が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(日曜午後9時)第7話が25日、放送され、平均世帯視聴率が10・9%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・7%だった。

同ドラマは「凪のお暇」「妻、小学生になる。」などを手がけた、大島里美氏が初めて同枠で脚本を担当するオリジナルストーリー。天才指揮者だったが、ある事件がきっかけで家族も音楽も失った父親と、父を拒絶し音楽を嫌う娘が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻す、不器用な父と素直になれない娘の親子の物語。西島演じる才能ある指揮者、夏目の娘役で初共演する芦田愛菜(19)は11年放送「南極大陸」以来の同枠出演となる。

第7話では、あおぞらホールがついに閉館となり、練習場所を失いコンサートの予定もない。残り1カ月となった晴見フィルだが、やれることがなくなってしまい、団員たちもバラバラになってしまった。

小村(西田敏行)に相談するが、それどころではない様子。なぜなら、自身の喜寿を記念した人生初のライブを控えていて、クラリネットの演奏に励んでいたのだ。しかし、予期せぬ事態が起きる。

一方、天音(當真あみ)は響(芦田愛菜)からバイオリンが上達していることを褒められる。しかし、なぜか天音は思い悩んでいる様子。というのも、実はある悩みを抱えている。

そんな中、鏑木(満島真之介)が夏目家にやって来る。なんとドイツの名門交響楽団から俊平(西島秀俊)に常任指揮者のオファーがあると言う。それはかつて俊平が夢にまで見た憧れの舞台。2度とないチャンスだった。