「吉本新喜劇記念日2024」が1日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われた。1959年(昭34)3月1日、うめだ花月劇場で「吉本ヴァラエティ」(花菱アチャコ、大村崑ら出演)が上演されて65周年。この日の特別公演には、すっちー(52)酒井藍(37)アキ(54)吉田裕(44)の4座長が勢ぞろい。満席の会場は終始、笑いに包まれた。

終演後、間寛平GM(74)は「みんな、よう頑張った。幸せを感じてます。65年も続いたのはお客さんあってのもの。この後も座員一同、吉本の社員も全力で動きます」と宣言した。

また、GMから「新喜劇の顔」として島田珠代(53)が選ばれた。島田は涙を浮かべながら「こういうのに選ばれるのは初めてで…。これまでは自分のために頑張ってきたが、これからは新喜劇のために頑張りたい」と誓った。

「顔」の役割として新喜劇の宣伝役で前面に立つという。

この日は若手座員による「ネタバトル」最終決戦も行われ、人間ごっこSらぼ(佐藤太一郎=46、小西武蔵=42、五十嵐サキ=50)が年間王者に輝いた。浮気をする人妻を演じ「昭和のコント」と絶賛された五十嵐は「生きててよかった。これからはVシネマに出てみたい」と抱負を語った。

7月7日の東京から65周年記念のツアーがスタート。来年3月1日の大阪NGKまで続く。