韓国の10人組男性グループTREASUREが3日、Kアリーナ横浜で、日本ツアー「2024 TREASURE TOUR [REBOOT] IN JAPAN」最終公演を行った。アンコールでは、7月からグループ2度目となる全国ファンミーティングの開催を発表した。

20の国と地域で配信チャート1位を記録した人気曲「BONA BONA-JP Ver.-」で幕開け。炎の上がる中情熱的なパフォーマンスを披露し、集まった2万人の観客を一気に引き込んだ。

昨年7月にリリースされた2ndフルアルバム「REBOOT」を引っさげた自身2度目の日本ツアーで、総動員数は30万人を記録。チェ・ヒョンソク(24)は「Kアリーナ横浜にようこそ!ツアー最終日のステージがスタートしました。今日1日皆さんと一緒に楽しんでいきたいです」とあいさつ。ヨシ(23)の自作曲「STUPID」を観客一同がアカペラで歌う場面もあり、ヨシは「本当に感動。今日の僕の夢に絶対出ます。みんなありがとうございます!」と感慨深げにほほ笑んだ。

メンバー同士の仲の良さをかいま見せる、わちゃわちゃとしたMCも魅力だ。関西出身メンバーがいることもあり、関西弁が韓国出身メンバーに広まっている。MCでは「あかんねん」「何してんねん」などの関西弁が飛び交った。パク・ジョンウ(19)やハルト(19)は、お笑いコンビ、ダイアンの津田篤宏の代名詞ギャグ「ゴイゴイスー」を披露し歓声を浴びた。

アンコールではそれぞれがファンへの感謝などを語った。ツアー最終公演ということもありややしんみりした空気の中、ハルト(19)が「皆さん、うれしいお知らせがあります!」と切り出すと、会場からは大歓声が起きた。「TREASUREファンミーティングが開催されることになりました!今年の夏にも会えるじゃーんって!」と、今年7月から全5都市20公演のファンミーティングを行うことを発表。メンバーらも「会えるんかーい!」「来てね!」など合いの手を入れて、笑顔で再会を約束した。

約2時間40分で全24曲を披露。ダブルアンコールでは日本オリジナル楽曲「LET IT BURN」を初歌唱するサプライズもあり、最後まで興奮冷めやらぬまま幕を閉じた。

◆TREASURE(トレジャー) BIGBANやBLACKPINKらを輩出したYGエンターテインメント所属。韓国出身メンバーのチェ・ヒョンソク(24、リーダー)ジフン(23、リーダー)ジュンギュ(23)ユン・ジェヒョク(22)ドヨン(20)パク・ジョンウ(19)ソ・ジョンファン(19)と日本出身メンバーのヨシ(23)アサヒ(22)ハルト(19)による10人組ダンス&ボーカルグループ。20年8月に韓国デビューして同年の新人賞を総なめし、21年3月に日本デビュー。先月発売のミニアルバム「JAPAN 3rd MINI ALBUM『REBOOT-JP SPECIAL SELECTION-』」が、2月28日公開のビルボードジャパン週間アルバムセールスチャートで1位を獲得。