俳優石倉三郎(77)の主演で今春にYouTube配信する短編映画「気づかなくてごめんね2」(武田知大監督)の完成披露試写会が6日、都内で行われた。

19年に配信した「気づかなくてごめんね」シリーズ「家族編」に続く第2弾の「デイサービス編」。今回は高齢期の難聴による認知症の誤認や過小評価がテーマになっている。

台本を読んだ感想について石倉は「悲惨ですよ」と第一声。「今も自分がそうです。家で昔の映画を見ると聞こえないですよね。ボリュームを上げても聞こえない。身近な問題です」と役柄と自身が重なることを明かした。

笑いコンビ「ペネルティ」のヒデ(52)は「父も母も80代。少しずつ耳が遠くなったと実感する。(難聴は)みんながいつかは通る道。若い世代に伝えていきたい」とアピール。加えて「私は来月に53歳で妻はかなり下。お小遣いの話しをすると急に耳が遠くなる」と笑いを取った。

市井紗耶香(40)は「(難聴は)まだまだ先のできごとだと思っていた。家族のつながりや、悩み、個々それぞれ違うと思うが、どだけ寄り添えるかだと思います」と話した。

柳田ありす、搗宮姫奈、ジェームス小野田、中石真一路、Maica、矢作有紀奈、武智大輔、大和田南那、大村和明、武田監督も登壇した。