テレビ朝日系連続ドラマ「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」の「最終回直前!!NG無し取材会」が16日、都内の同局で行われた。主演の伊藤淳史(40)、伊藤の不倫妻役の篠田麻里子(37)、脚本を務める鈴木おさむ氏(51)が参加した。最終回となる第9話は午後11時から1時間拡大スペシャルとして放送される。

ベッドシーン満載の体当たり演技を見せた篠田は「葛藤があった」と明かした。「1つはどう思われるだろうとか、自分の家族も娘もいて葛藤があった。その中でチャレンジしてみたいっていう気持ちの葛藤もあった。おさむさんに名前を出していただいたといううれしさと、それに応えたいのと、できるのかっていう葛藤と。いろんな葛藤があって」と振り返った。

葛藤を断ち切る契機としては「今の自分が全力で何かに向かって、1つの作品をつくりあげるっていう、これは全力でできるんじゃないかなって思ったことが、1歩踏み出そうと思ったきっかけではあった」と語った。

さらに「1つの葛藤っていっても、本当にいろんな感情でこれって言えないですけど、自分の人生でいろんな経験って、お芝居とか、セリフ1つ1つでも、自分の中にふに落ちる部分があったりとか。言いづらい部分もあったりとか。その葛藤を乗り越えた先に希望みたいなのが見えてくるというか。自分もそうだし、見てる方も何か1つ1つ、違う感情で見てくださるとは思うんですけど。何かのきっかけになってくれればとは思ってました」と続けた。

主人公の妻役を演じる元AKB48の篠田の体当たり演技がX(旧ツイッター)で話題となり第1話では「篠田麻里子」がトレンド入り。不倫相手役の小池徹平と濃厚なキスを交わし、キャミソール姿やランジェリー姿を披露。第2話では、椅子に座っている篠田が、不倫相手の小池からパンティーをずり下げられ、「あ~」と奇声を発する1シーンが注目を集め、篠田の“新境地”が話題となっている。

同作は今年3月31日をもって32年間活動してきた放送作家業と脚本業から引退することを発表した鈴木おさむ氏が地上波連ドラ最後の脚本を務める。大竹玲二氏の同名人気漫画が原作で、妻の不倫を目撃して離婚を決意した、伊藤淳史(40)演じる主人公が、娘の親権を得るべく弁護士や探偵らとともに奮闘する物語。第1~8話の再生数合計がついに2700万再生を超え、絶好調をキープしたまま、最終回を迎える。

▼最終回あらすじ

岡谷渉(伊藤淳史)と妻・綾香(篠田麻里子)は、司馬マサト(小池徹平)と渉を裏切った探偵の三砂裕(佐藤大樹)によって、愛娘・心寧(磯村アメリ)を誘拐されてしまう。弁護士の財田トキ子(水野美紀)によると、マサトは渉に学生時代から積年の恨みを抱いているというが、その原因を渉は思い出せずにいた。やがて心寧がいる場所が裕から送られてきて、監禁されているであろう廃墟へと到着する渉と綾香。しかしそこにはマサトが仕掛けた爆弾があり、心寧がいる部屋のドアを開けた瞬間に爆発するよう設置されていて、マサトは爆発までのカウントダウンを開始する。心寧の安否はいかに。そして渉と綾香の、心寧の親権をめぐる争いの行方は!?