宮崎県知事も務めた元衆院議員の東国原英夫氏(66)が22日、自身のYouTubeチャンネルを更新。ドジャースが大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)を、違法なスポーツ賭博に関与したとして契約を解除したことについて、約12分の動画で解説した。

水原氏の発言の推移をポイントに挙げた。東国原氏は「19日のインタビューでは、水原さんは大谷選手の了承を得て自分の借金を肩代わりしてくれると言ったのでそれで送金をしたんだ」と水原氏側の主張を説明。「翌20日はコロって自分の発言を変えまして、水原さんは。大谷選手はギャンブルもその借金についても何も知らなかった。大谷選手は賭博組織の人に送金もしていないということを、コメントとして発表した」と続けた。

そして「大谷選手側の弁護士は、これは水原一平氏に金を盗まれた、つまり窃盗事件としてこれを当局に委ねるという告発をしたということですね。つまり当局が、警察当局検察当局がこれからその窃盗があったのか、横領があったのかっていうのをこれから調べていくんだと思います」と語った。

わずか1日で前言撤回をした水原氏に対し「やっぱりあの最初の19日の水原一平氏の証言が真実、事実に近いんじゃないかなと思うんですね」とし「僕が推測するに水原氏も大谷選手もそれが違法だとは思っていなかった、違法賭博だとは思ってなかったんじゃないかなと思う」と語った。

さらに今後の水原氏に対し「今回、私はこの水原一平氏は恐らく『私が勝手にやったんだ、私が窃盗したんだ』ということを貫き通すと思うので、大谷選手側には、捜査は及ばないということになるんじゃないかなと思います」と私見を述べた。

ESPN電子版によると、水原氏は同メディアの19日の取材で、当初は大谷が同氏の借金返済を行ったと話していた。大谷は昨年、数カ月の間に自分のコンピューターにログインし、水原氏の見ている前で送金を行った。大谷が水原氏にお金を渡さず自分で送金した理由について「彼はお金に関して、私を信用していなかった。賭博に使ってしまうことを危惧していた」と説明したという。

しかし、同メディアが大谷の代理人に話を聞くためコンタクトを取った後、大谷の弁護士が声明を発表。水原氏も20日に前日の発言を撤回し、大谷は賭博のことも借金のことも何も知らなかったと話したという。