1月11日に65歳の若さで亡くなった歌手小金沢昇司さんを「偲ぶ会」が15日、都内で行われた。祭壇にはお気に入りのステージ衣装4点を飾り、数年前に撮影した笑顔の写真が飾られ、原田悠里、山口ひろみ、北山たけし、大江裕ら約300人が参列した。

北島ファミリーの兄貴分山本譲二(74)は親族の代わりにあいさつをした。「弟子の中でオヤジ(北島三郎)から一番しかられたのは昇司です。へまばっかりしていましたからね。おやじが衣装を着て羽織はかまを履いて階段を歩く。そのはかまのすそを踏んだり。トラックの運転手もしていて、現場に着いたのはいいんですけど、荷を開ける鍵をどっかに置いてきてトラックのドアが開かない。それでまたオヤジにしかられた。でもね、オヤジがあいつを見る目が優しいんですよ。あいつはオヤジと2人で撮った写真がある。でも自分にはないんです。そんな男でした」としのんだ。