タレント峰竜太(72)が24日放送のNHK総合「ファミリーヒストリー」に出演。自身のルーツに迫った。

峰は酒屋を営む下嶋家の四男。酒屋を開いた曽祖父の松次郎さんから歴史をたどった。長野県下伊那郡下條村の実家は今も酒屋で、松次郎さんの肖像画が飾ってある。

峰の祖父、淳逸さんが酒屋を継ぎ、長男の太郎さんと次郎さんらが生まれた。太郎さんが酒屋を継いで、ちとみさん(峰の母)と結婚。だが、太郎さんは若くして心臓まひで亡くなってしまう。その時、弟の次郎さんは20歳だった。その場で次郎さんは両親から「太郎の妻と一緒になり、酒屋を守ってほしい」と告げられたことが番組の取材で明らかになった。

太郎さんと次郎さんの妹、峰にとっては叔母の節子さんは当時を回想し「母がね、小さい声で諭していた。(次郎が)ボロボロ泣いて」と語った。その後、次郎さんは太郎さんの妻、ちとみさんと結婚した。

MC今田耕司から感想を求められた峰は「重いですね」とポツリ。「父が(勤務先の)大連から帰ってきて、親の諭されたっていうストーリーは、おばさんの節子さんが話してくださったんですけど、いやぁ、全く知らないです」と語った。さらに「母(ちとみさん)がどんな気持ちだったのかと思って。お母さんの気持ちが…大変だったんだなって。今見て思いますね」と搾り出した。

その後、母ちとみさんのルーツをたどった。ちとみさんは小学校の裁縫の先生が明らかになる。番組内では、太郎さんの弟、次郎さんと再婚することになったことに対し、1度も心情を語ったことはないと伝えた。

一連のVTRを見た峰は「こっちまでつらくなってきますね」と語った。「母があれだけの大家族に来て、最初の子どもを産んだ時に夫が亡くなって。母の気持ちっていうのは、計り知れない」と続けた。