ウエディングドレスなどブライダルデザインの第一人者として知られる桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんが今月26日に死去したことが30日、明らかになった。桂由美さんと50年来の親交があったキャシー中島(72)がこの日、夫の勝野洋(74)と都内で取材に応じ、桂さんをしのんだ。

独身だった21歳のころにテレビ番組を通じて出会い、79年の結婚式で桂さんのウエディングドレスを着用。今年2月12日に行った結婚45周年のサファイア婚も、サファイア色のリボンをあしらった桂さんのドレスで迎えたばかりだった。

キャシーは「2月は、3回くらい桂先生と打ち合わせをした。リボンの位置まで妥協せずにスタッフに指示するなどとてもお元気だった。スタッフの方から『前日まで元気に仕事をしていた』と聞いて、耐えられないくらいさみしい」。

肩を落とす一方で、「桂先生の夢は『記念日の時にいつもきれいなドレスを着てお祝いしましょうね。それが家族の証になる』って。私たちは、桂先生を思いながら派手なことをやっていきたい」「華やかで明るいことが好きだった桂先生なので、めそめそしていたら怒られちゃう」と笑顔で話した。

桂さんのドレスの魅力について「体形を気にしないで、きれいなラインを作ってくださる」。勝野も「一段とキャシーがきれいに見える」と笑顔で語り、「パワフルな統率者で、すごくかわいい人でした」としのんでいた。

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