日本テレビは5月31日、昨年放送の連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家芦原妃名子さんの死去を巡る特別チームの調査結果を公表した。
約90ページに及ぶ報告書を局の公式ホームページにも公開。原作者と制作陣の意思疎通がうまくいかずに信頼関係が損なわれたとし、事前説明の徹底や制作期間の増加、スタッフのサポート体制充実などの改善策を提言した。
石澤顕社長は都内の同局で行った説明会で、遺族への追悼のほか、ドラマ制作関係者や視聴者へ向け「不安な気持ちをさせたことにおわび申し上げたい」と謝罪。「指摘された課題についてドラマに関わる全ての方がより安心して制作に臨めるよう責任を持って取り組んで参ります」とした。
調査では、作品には芦原さんの意向が取り入れられており、内容に「不満を抱えていたという事実はなかったとみられる」との認識も示した。一方で全10話のうちラスト2話の脚本を芦原さんが急きょ執筆するなどしており、8話までを担った脚本家との間でクレジット表記に関する問題が起こっていた。これが芦原さんも死の直前に記すなどした両者のSNS投稿(のちに削除)などにつながった可能性があると指摘し、契約書の早期締結やSNS利用の指針や留意点の事前共有なども再発防止策として提言された。



