市原隼人(38)が3日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「おいしい給食 炎の修学旅行」(綾部真弥監督、24日公開)完成披露舞台あいさつに登壇。冒頭4分にわたり、台本を手に、演じた給食絶対主義者の教師・甘利田幸男が繰り広げた劇中のシーンを完全生再現した。市原は「楽しみで楽しみで…この日をどう迎えて良いか、分からなかった」と喜びをかみしめた。

「おいしい給食」は、2019年(令元)10月期にtvkをはじめ地方の独立系UHF局で第1期が放送された連続ドラマに端を発する。1980年代の、ある中学校を舞台に、市原演じる頭の中に給食のことしかない給食絶対主義者の教師・甘利田幸男と給食好きの生徒が、日々の給食をいかにおいしく食べるかに腐心し、手を加えるなどするバトルを6年にわたって描き続けてきた。市原にとって主演作では初のシリーズ化作品となった。

映画第4作「- 炎の修学旅行」は、23年10月期に放送された「season3」と24年の映画「-Road to イカメシ」でも舞台となった、函館市の忍川(おしかわ)中が舞台で時代は90年を描いた。田澤泰粋(17)演じる甘利田のライバルの中学3年生・粒来ケンらは、青森と岩手に修学旅行の旅に出る、学校を飛び出したシリーズ初のロードムービーとなった。修学旅行先のドライブインで、たまたま遭遇した岩手・花堺中学校に、84年を描いたseason1で甘利田がに赴任した常節(とこぶし)中の新人教師だった御園ひとみが赴任しており、甘利田と再会するのが1つの見どころとなる。ひとみを演じる武田玲奈(28)は、5年ぶりの復帰となった。

既に、全国での80回の舞台あいさつが決まっている。市原は「気持ちですね。前回は59回。呼んでいただければ時間が許す限り伺おうと。作り手の我々にとっても夢。ビジネスもやらなければ作品はできない。泥水に手を突っ込み、つかみ挙げた夢が『おいしい給食』」と力を込めた。そして「どこまでも、お客さま本位でないといけない。お客さまだけの作品でなければいけない。何回でも舞台あいさつをし、感謝の気持ちを伝えたい!」と熱く訴えた。

綾部真弥監督(44)は、これまでのドラマシリーズから映画という流れではなく、シリーズ初の映画単独での公開だと説明した上で「初めてドラマシリーズの流れでの劇場版ではなく、単体での勝負。2回とも即完売…うれしく思います」と、即完売の大盛況に感謝した。この日は、木戸四郎役の栄信(40)給食のおばさん牧野文枝役の、いとうまい子(60)、坂爪勲校長役の小堺一機(69)も登壇した。

◆「おいしい給食」 season3 23年10月期に放送された「season3」は、甘利田が赴任した函館市の忍川(おしかわ)中1年1組が舞台。席替えでストーブの前に座ったことを機に、給食に執念を燃やし始めたケンと、甘利田が給食をおいしく食べる、その一点に知恵を絞るバトルを展開。24年5月公開の3本目の映画「おいしい給食 Road to イカメシ」では、描かれる時代は1989年(平元)と平成の時代に突入。町長選を前に給食完食のモデル校に選定され、揺れる忍川中と、そこに敢然と立ち向かう甘利田を描いた。