秋元康氏が20日、都内で日刊スポーツなどの取材に応じた。新たに総合プロデュースを手がけるボーイズグループオーディションを開催中。来夏めどオープンの専用劇場予定地、ダイバーシティ東京プラザ6階を訪れた。この時代だからこそ、あえて生の臨場感や肌で感じる空気を売りにした。「ゼロから目撃できるアイドル」を羽ばたかせる。

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秋元氏は今のボーイズグループをとりまく環境を「レッドオーシャン」と表現した。女性グループは「アイドル戦国時代」と言われ久しいが、近年は男性も状況が変化してきた。

90年代以降の男性グループといえば、まずはジャニーズ事務所(当時)のアイドルだろう。SMAP、TOKIO、V6、嵐など、超人気グループたちが一時代を築いた。「NHK紅白歌合戦」も“ジャニーズ1強”の様相を呈していた。

今でも、同社からマネジメント業務を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTには人気グループが多く所属している。とはいえEXILEをはじめとするLDH勢はもちろん、BE:FIRSTなどの新興勢力も確かにブレークしてしのぎを削っている。K-POPも各事務所が日夜オーディションを開催。Vtuberユニットにも多くのファンがいる。

メディアも、テレビや新聞だけではなくなった。こんな時代だからこそ、チャンスのつかみ方も、売れ方も多種多様だ。秋元氏は、あえてアナログにも聞こえる「目撃」をキーワードに使った。いつ何をきっかけに羽ばたくのか読めない。目撃のしがいがありそうだ。【横山慧】