EXILEの松本利夫(50)が都内で行われた、福井工大や福井工大福井高を運営する学校法人金井学園とLDH JAPANのダンスレッスンに関する基本契約の調印式に出席した。

ダンスを通じて生徒の多様な個性と創造性を育む金井学園の新たな取り組みで、4月から福井工大福井高と中学にダンス部が設立された。同部へLDHが特別カリキュラムレッスンを提供するというものだ。LDHと学校のダンス部が提携するのは、埼玉の浦和学院高に次いで2例目だという。松本は月に1回程度、スペシャルサポーターとして指導に加わる。

松本は調印式で「夢」という単語を何度も口にした。「ダンスで夢を持ち、夢を追い続けた先に何があるのかを教えていきたいと思い、自分から立候補した。夢を持った生徒も、夢を持てずに困っている生徒もいると思う。どうやったら夢を持って、夢をかなえられるか、夢を見つける方法やモチベーションの保ち方も含めて丁寧にお話ししたい」と、同部のダンス部の指導を行う理由を明かした。続けて「僕が指導に入るからにはインストラクターだけでは伝えきれない部分までお伝えして、技術だけでなく、人を育てていきたい」と熱い思いも語った。

LDHはもとより、こうした子どもたちや学生の夢の実現をサポートする活動を活発に行っている事務所だ。そのうえで、近年はEXILEの楽曲やエンターテインメント、メンバーが時々口にするEXILEの魂を、次の世代に継承するような動きが加速している。「スターティングメンバー」を導入し、THE RAMPAGEやFANTASTICSなど下の世代のパフォーマーがEXILEの一員としてツアーに参加するようになったのもその最たる例で、こうした外部との提携も、日本全国のダンスに励む若者へEXILEの魂を授け、継承していく動きのようにも見られる。

所属アーティストが頻繁に語る「日本を元気に」「子どもたちに夢を」といった理想を、愚直に体現し続ける姿勢に心を打たれている人は、きっと記者だけではないはずだ。月に1度、松本本人からその魂を教えてもらい、直接背中を押してもらえる貴重さは計り知れない。ダンス経験があるわけではないが、記者の中で非常に印象深い事業の発表会だった。

21日から始まる久々の東京ドーム公演には、松本らパフォーマーを卒業したメンバーも出演する。どのようなパフォーマンスで、どのような形で見る者に元気を与え、子どもたちに夢を与えるかが非常に楽しみになった。【野見山拓樹】