タレントのカンニング竹山(55)は7日に放送されたテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。小泉進次郎防衛相が5月31日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議での演説で、高市政権を「新型軍国主義」と指摘した中国に反論したことについて「全然正しいことを言っている」としながらも、経済面での影響が続いているとして複雑な思いを吐露した。

小泉氏は同会議のスピーチで「新型軍国主義」という中国側の日本に対する評価に関し、名指しは避けつつ「核兵器と戦略爆撃機を大量に保有する国が、それをいずれも持っていない国(日本)を『新型軍国主義』と呼んでいるとしたら、おかしいと思いません?」とチクリ。「日本の平和国家としての歩みは、国際社会で評価されている。この事実は、(中国側の)『虚偽の主張』で揺らぐことはない」と、強い口調で中国側の対応を批判した。一方で、昨年の高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁以降、冷え込む中国との関係について「対話の扉は開かれている」とも述べ、日中間の対話の必要性にも触れた。しかし6月1日に会見した中国外務省の報道官は「根拠のない言い逃れだ」「日本の言う『対話』は偽りの見せかけ」などと小泉氏に再反論。日中間で反論の応酬が続いている。

番組では、小泉氏と中国側の主張をそれぞれ紹介。竹山は「(小泉氏が)言っていることは、本当に間違っていなくて、全然正しいことを言っている。別にけんかをふっかけているわけでもない。中国自体がよく分からない国というのもあるじゃないですが、政治もそうだし」とした上で、「言いたいことは分かる。僕も小泉さんと同じことを考えているけれど、一方で経済」と、経済の側面では強く結びついている日中関係に言及。「日本でも中国とだいぶ(取引を)している人がいるから、その人たちは頭を抱えているだろうなと」と述べた。

「歯がゆいですよねそこが」とも指摘し、「中国の方がおかしなことを言っていることも多いのに、こっちががまんしないといけない、でも、それをこっちが言っちゃうと経済が狂っちゃうというのが…」と述べ、両国関係の現実に複雑な思いを口にした。