14日に67歳で亡くなった編集者、評論家の山田五郎(本名:武田正彦、たけだ・まさひこ)さんが出演していたYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」が31日、公式Xを更新。次回更新を発表した。

公式Xは「五郎さんの『メメント・モリ』についての講義は本日、31(金)夜の公開を予定しております。どうぞよろしくお願いいたします」と発表した。

22日、同チャンネルは山田さんの死去を公表。20年以上、山田さんと行動を共にする男性マネジャーが山田さんの死を伝えた。動画の最後には、生前最後に収録した講義を予告。男性マネは「自分の死期を悟り、本来なら講義のできない体でしたが、最後に皆様に伝えたいと無理をして収録をいたしました。テーマは“メメント・モリ”です」と切り出した。「詳しいことは私は申し上げません。最後の講義で皆さまが個々に、山田の最後のメッセージをお受けとりしていただければ幸いです」と投げかけていた。

「メメント・モリ」とはラテン語の成句で「死を想え」「死を忘るるなかれ」を意味する。転じて「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」というような意味の警句となる。

17日に更新された同チャンネルには冒頭、スーツに紫ネクタイで、鼻に医療用チューブを差した状態で出演。「まず、3月に昏睡(こんすい)してから、あの後、歩けなくなって。車いすになったじゃん。その次さ、腹水と胸水が溜まって、呼吸が困難になって、これじゃん。酸素吸入機じゃん」と語っていた。

山田さんは2024年にステージ4bの「原発不明がん」であることを公表、がんが骨に転移し圧迫骨折を起こしたことや、抗がん剤治療を行うことなどを明かしていた。

山田さんは1958年(昭33)12月5日、東京都生まれ、大阪育ち。北野高OB。上智大新聞学科卒業後、講談社に入社。若手雑誌「ホットドッグ・プレス」などを手がけた。在職中にテレビ朝日の名物番組「タモリ倶楽部」に「お尻評論家」として出演し、ブレイク。04年に退社後はフリーランスでコラムニストや編集者としても活動。25年7月には、第17回伊丹十三賞を受賞。