バイオリニスト廣津留すみれ(33)が、22、29日放送のBS日テレのトーク番組「森田健作アワー 人生ケンサク窓」(土曜午前9時)に出演する。この度、東京・汐留の日テレSKYスタジオで収録が行われた。俳優森田健作(76)が、ゲストを招いて人生を振り返りながら、今を生き抜くヒントを“ケンサク”していくもの。
大分市出身の廣津留は、県立高校卒から直接、米ハーバード大学に進学した。卒業後は名門ジュリアード音楽院の修士課程を修了。現在はバイオリニストとして国内外で演奏活動を行うだけでなく、教育やメディアなど幅広い分野で活躍している。
森田が廣津留のこれまでの歩みを振り返りながら、人生の転機や音楽に対する思いを“ケンサク”。「人生を支えた1曲」を尋ねられた廣津留は、クラシックではなくシンガー・ソングライターのaikoの「キラキラ」を挙げた。
小学生の頃にバイオリンのレッスンに通う高速バスの中で、いつもaikoのアルバムを聴き、中でも「キラキラ」が一番のお気に入り。「ライブに行きたくて」ファンクラブにも入っていた。
そんな思い出の曲も、年月とともに聞こえ方が変わった。「当時は小学生だったので、その時に聴いた曲の印象と今では全く違う。音楽でも自分の成長を感じることが多い」と、一つの楽曲を通して自身の成長を感じている。
バイオリニストとしての人生を大きく変えたのは「世界的チェリストのヨーヨー・マさんとの出会いでした」。
きっかけはハーバード大で行われたレセプション。それまで廣津留にとってバイオリンは、決められた通りに演奏してコンクールでいい賞を取ることが目標だった。ヨーヨー・マとの出会いで「自由に弾いてもいいんだと思った」と価値観が大きく変化した。
廣津留はヨーヨー・マについて「とにかく人格者だったのですが、面白いオッチャンっていう感じ。よく日本語でギャグを飛ばしてくれました」と、世界的な巨匠との交流を楽しそうに振り返った。
幼いころから「人前で演奏するのが好きだった」という廣津留。厳しい練習を続けるために、母親がスタンプカード方式を提案した。1日に3時間バイオリンを練習するとスタンプを1個もらえ、1個につき100円をもらえた。当時、どうしても欲しいぬいぐるみがあった廣津留は、懸命に練習。「18個ためて、1800円で買ったことがあった」と笑顔を見せた。
昨秋には自身が立ち上げた音楽レーベルHatch Music,からアルバム「11 Stories」を発売。今年6月には新刊「音楽脳×勉強脳の使い方 バイオリニスト・廣津留すみれの『アタマ』の中」(朝日新聞出版)も出版した。
これからについて廣津留は「誰かが聴いているから弾くのではなく、常に全力を出し尽くしていきたい。これからも生の音楽を1人でも多くの人に届けていきたい。私たち音楽家の使命というのは、ただ上手に演奏するだけではなく、社会のためにどんなメッセージを音に乗せて発信できるかだと思っている。音楽を通して社会に貢献できる形をこれからも模索していきたい」と話した。



