声優で歌手の水樹奈々(34)が10日夜、ブログを更新し、自身のライブチケットが当たる応募券ほしさにカルビーのポテトチップス「ポテリッチ」を大量に不法投棄したファンが逮捕された事件について言及し、自身の悲しみと同様の事件の再発がないよう訴えた。

 「今日お仕事が終わって、マネージャーさんから事件のお話を聞きました。みんなでゴミを拾って、地球を綺麗にしようという『まるごみ』プロジェクトに、初回から参加させていただいてる水樹としては、物凄く悲しい事件でした...。今後このようなことが2度と起こらないことを心から願っています」(原文まま)

 事件は、水樹のライブの応募券付き「ポテリッチ」約1000袋、約200キロ、約30万円分を不法投棄したとして、廃棄物処理法違反の疑いで、同日、兵庫県警明石署が明石市の会社員福元一輝容疑者(25)を逮捕したもの。同容疑者は、水樹の全国ツアーの1公演として8月3日に横浜スタジアムで行われるライブに10人を招待し、本人とバックステージで面会できるというチケットほしさに「ポテリッチ」を捨てたとみられる。

 カルビーの「ポテリッチ」は、水樹のライブをサポートしており、今回のキャンペーンは、水樹と面会できる権利のほか、水樹が初めて菓子の制作を監修した非売品の「PREMIUM

 ポテリッチ

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 奈々スペシャル

 カレー味」などが入ったオリジナル「NANACAN」(缶)も、777人に当選するというもので、5月31日に締め切られていた。

 水樹は千葉県で08年にスタートしたごみ拾いのプロジェクト「まるごみプロジェクト」に初回から参加している。その中でファンが、自身のライブをサポートしてきた「ポテリッチ」を不法投棄したという出来事に胸を痛めたようだ。