俳優入江甚儀(じんぎ=20)が15日、都内で行われた映画「キカイダー

 REBOOT」(下山天監督、24日公開)の完成披露会見出席した。

 70年代に人気を博したヒーロー作品が、リメークされた。

 入江は初主演で初めてのヒーローもの。「プレッシャーでいっぱいだった」と不安もあった。だが41年前の同作に主演し、今回は心理学者として出演する伴大介(67)から「大丈夫だよ」と肩をたたかれ楽になったという。舞台あいさつ終盤には、早くも「『2』の機会があればやってみたい」と次作へ意欲を示した。

 また同作品のイメージカラーが青と赤ということにちなみ、サッカーW杯日本代表にエールを送った。「同じ日本のヒーローとして、異国の地ブラジルで活躍して、吉報を日本に持ち帰っていただきたい。頑張れ日本」と力を込めた。

 モデル高橋メアリージュン(26)は同作品でアクションに初挑戦した。厚生労働省から特別疾患に指定されている「潰瘍性大腸炎」と闘病中であることを3月に告白したばかり。撮影は2月に行われたが「アクションシーンを見ていただきたい」と力強く語った。出演が決まった時は「父がキカイダーの世代で、父が喜んでくれたのがうれしかった」と話した。

 同イベントには伴大介、佐津川愛美(25)らも出席。下山監督は「今日がやってくるとはずっと思っていなかった。企画をスタートしてから5年、脚本づくりに2年かかった。それが永遠続くのかと去年の今ごろは思っていた」と苦労を振り返った。

 伴は「41年ぶりに帰ってきました旧ジローです。私自身まさかこんなことになるとはビックリしています」と感慨深げ。ヒロイン光明寺ミツコ役の佐津川は「CGがバリバリ入っていて見応えがある。見ていただくのが楽しみ」と話した。