俳優萩原健一(60)が13日、熱愛中のカリスマ主婦モデル冨田リカ(48)と結婚したことを発表した。萩原は山梨・甲府市で行われた「山梨文学シネマアワード2011」授賞式に、冨田を伴って出席。6日に神奈川・箱根神社で結婚式を挙げ、翌7日に婚姻届を提出した。萩原は「ジェットコースターのような人生だったけども、今後は2人でメリーゴーラウンドのようなゆっくりした人生を歩みたい」と話した。昨年8月の熱愛発覚から5カ月。萩原にとって事実婚も含め、4度目のゴールインとなった。

 萩原は冨田を伴い、照れ笑いを浮かべながら授賞式場に姿を現した。ともに左手に結婚指輪を着け、萩原の指輪にはリカのイニシャル「R」、冨田の指輪には「K」が刻まれていた。萩原は「6日に箱根神社で挙式を行い、7日午前8時35分に婚姻届が受理されました」と明かした。サントリーの元役員が仲人を務めたという。

 萩原のプロポーズの言葉は「オレについて来い」だった。冨田の魅力については、冨田が出演していた日本テレビ系情報番組を意識したのか「スッキリ!!

 変なものがついてない。一緒にいて楽」と冗談交じりに言った。恋人と夫婦の違いについて聞かれると「風邪をひいて体調を崩した。独身生活が長く自分で料理してきたけど、みそ汁の作り方を忘れた。5カ月前まで作ってたのに…。でも作り方を教わって思い出した」と独特の言い回しでのろけた。

 萩原が結婚を決意したのは、僧侶で作家の瀬戸内寂聴さん(88)の許しが出たからだった。83年に大麻不法所持で逮捕され、初公判日に実母が他界。そんな中、更生に尽力した瀬戸内さんを「義理の母」と慕った。冨田との熱愛が発覚した昨年8月には「離婚しない限り(交際は)無理。母にも言われている」と、冨田と前夫との離婚を受けての熱愛だと強調した。

 その瀬戸内さんが昨年11月に腰椎を圧迫骨折した。昨年末に結婚について聞かれた時は「瀬戸内さんのことがあるから…。それどころじゃないの!!」と激怒した。今年に入り瀬戸内さんに電話したところ、体調が回復し「GO!!」と後押しされ決意した。

 今後については「映画賞受賞、結婚の報告、フリーエージェントになった。この3つが喜びです。家内安全」と語った。演じるだけではなく、自分の仕事のマネジメントも積極的に行う意向だ。授賞式で同席した冨田が、報道陣を避けて会場を後にしたのを気遣ってか「もう一緒に住んでるので自宅には来ないで下さい」と、苦笑いで報道陣にくぎを刺した。

 ◆萩原健一(はぎわら・けんいち)本名・萩原敬三。1950年(昭25)7月25日、埼玉県生まれ。私立聖橋高中退後の67年、グループサウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカルとして芸能界デビュー。71年の解散後、俳優転向。日本テレビ「太陽にほえろ!」「傷だらけの天使」、映画「影武者」などに出演。今春公開の「NAOMI~痴人の愛」(深作健太監督)で11年ぶりに映画主演。

 ◆冨田リカ(とみた・りか)1962年(昭37)3月8日、神奈川県生まれ。洗足学園短大卒業後、内定した航空会社のキャンペーンガールを断り、幼稚園教諭を5年務める。輸入会社のOLなどを経て、41歳で月刊誌「STORY」の読者モデルになる。05年に東洋英和女学院大学人間科学部に編入し、07年に卒業。08年には「グロース幼児教室」を開講した。身長167センチ。血液型A。