歌手福山雅治(45)が6日、13年ぶりとなった東京ドーム公演の2日目を行った。昨年は俳優中心の活動となったが、一転して「2014年は歌手でいく」と宣言して前日5日に初のドームツアーをスタート。初日は緊張からトークが少なめだったが、この日はいつもの冗舌さを取り戻し、「どのナンバーもあなたの耳と心を傾けてください」と約5万人の観客に語りかけた。途中、自身も乗ってくるや「カモンッ」と叫び、握り拳を突き上げた。

 最新アルバムからは、タイトル曲の「HUMAN」や「暁」を披露。「昨日は結構、アルバムを聴いていない人が多くて自信がなくなったよ」と笑わせながらも、「熱く熱く熱く、1つになりましょう」と言い、ギターを奏でながらドームに甘い声を響かせた。

 約3時間で24曲を披露。充実ステージの最後は「前回は緊張してあまり覚えていない。今回は皆さんの笑顔、姿、手拍子をこの目と胸に保存しました。ありがとう」と力強い笑顔で締めくくった。

 同ツアーは4、5月の14公演で50万人を動員し、翌月に初のアジアツアーへ飛ぶ。歌手デビュー25年目。45歳、福山がさらに飛躍する。