スポーツ庁は14日、「まんが スポーツで地域活性化」の全12巻を東日本編と西日本編の2巻(セットで税抜き5000円、ばら売りも可)に再編し、全国の丸善書店などで販売することを発表した。まずは1000部を配置するが鈴木大地長官は「小池さんの写真集は1万5000部と聞いている。頑張りましょう!」と、同日発売の小池百合子都知事の写真集を引き合いに出し、奮起を促した。

 同庁は先月19日、12巻バージョンを発表し、全国の中学、高校、特別支援学校、大学の約2万校に配布済み。販売はインターネットのみだったが、今後は書店でも扱うこととなった。

 作品は、全国12地域で実際に成功したスポーツによる地域活性化策を漫画化したもの。岩手県紫波町「日本初のバレーボール専用体育館・オガールベース」や長野県松本市「サッカーで地域を盛り上げる」、大分県「大分国際車いすマラソン」などが題材。

 徐々に広がりを見せている現状に「映画やドラマ化はあるか」との問いに鈴木長官は「スポーツに関心を持ってもらうため、そういう広がりは好ましいこと」と前向きに語った。