1000円で株主になれる。スマホの証券取引アプリ「One Tap BUY(ワン・タップ・バイ)」が注目を集めている。提供する株式会社One Tap BUYでは、サービス開始当初の昨年6月は米国株30銘柄を1万円単位で販売していた。今年1月から「投資のハードルを下げ、より身近に知ってもらおう」と、最低投資額を1000円に引き下げた。さらに7月24日からは日本株30銘柄の取り扱いも開始。未経験者や若年層を対象に普及、拡大を狙っている。

 株の初心者入門編と言えるだろう。スマホで証券アプリ「One Tap BUY」をダウンロード→新規口座をアプリ内で開設→最短5営業日で郵送されるログインID、パスワードを入力して、準備は整う。

 アプリを開けば、

 (1)銘柄を選ぶ

 (2)金額を決めて買う(売る)ボタンを押す(1000円以上で1000円単位)

 (3)買う(売る)を確定する

 と、3回タップするだけ。

 都内で行われた日本株取扱開始会見に出席したタレント陣内智則(43)と俳優鈴木福(13)は、「初めて株の売買を体験したけど、これは簡単」と声をそろえた。

 日本株は「トヨタ自動車」「任天堂」「パナソニック」など、誰もが知っている会社がそろう。

 通常、株を購入する際は100株、1000株などの単位となる。1株あたり1080円で100株から購入できる場合は、10万8000円必要となる。

 かつてはNTT(1987年2月の上場初値は1株160万円)、JR東日本(93年10月で同1株60万円)など、高値株もあった。

 One Tap BUYでは全銘柄1000円と購入しやすい金額を設定。1万円の株を1000円で買ったら、0・1株など、システムが自動で計算、表示してくれる。