今回の衆院選で初めて大阪に入った安倍晋三首相(63=自民党総裁)は16日夕、大阪・梅田での街頭演説を終え、6カ所での演説を完了した。最終地の梅田での演説中には、安倍首相批判のボードを掲げた者と、首相の支援者が言い争う場面もあった。

 安倍首相はこの日、高槻市、八尾市、柏原市、貝塚市を経て、夕方から難波、梅田の繁華街へ入った。

 安倍首相が梅田で、自民党候補の応援演説に入ると、「お前が国難」と記したボードを掲げた一部グループと、安倍首相の支援者が「帰れ」「あんたが国難や」などと言い合い、小競り合いになった。

 支援者は「がんばれ安倍首相」などと書いたボードを掲げるなどし、言い争いが続き、付近で演説を聞いていた聴衆からも「安倍さんの話が聞こえない」などと、声が上がったが、大きな混乱には至らなかった。