衆院選で東京10区から立候補した希望の党の若狭勝氏(60)が22日夜、小選挙区での落選が決定したことを受けて、会見を開いた。

 代表を務める小池百合子都知事(65)の側近として、同知事が衆院議員時代の地盤だった東京10区で敗れ、若狭氏は落胆をにじませた。

 「今回の選挙を振り返ると、主な理由としては自民党の受け皿としての希望の党であったと思うが、新たに立憲民主党が立ち上がったことが1番大きかった」と敗因を分析。希望の党に民進党が合流する過程で、安保法制に否定的な候補者を公認しない“踏み絵”を強いたことで、そのことに反対した枝野幸男氏らが立憲民主党を立ち上げた影響が大きかったことを認めた。