公式戦29連勝の新記録を樹立した将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)が23日、CS「囲碁将棋チャンネル」で放送された銀河戦本戦トーナメントHブロック2回戦で上村亘四段(30)に88手で敗れた。

 藤井が先手、上村が後手番だった。藤井の過去6敗はすべて後手番。プロ入り後、公式戦の先手番では負け知らずだったが、初黒星を喫した。公式戦通算成績は50勝7敗(未放映のテレビ対局を除く)。

 藤井は終始、攻め手に悩まされ、上村は中盤以降に広げたリードを守り切った。対局を重ねるにつれ、藤井のデータも増えるため、相手は「藤井対策」を研究し、対局に挑むケースも増えてきている。