振り袖販売・レンタル業者「はれのひ」(横浜市)が突然営業を取りやめた問題で、8日の成人式以来姿を見せていなかった篠崎洋一郎社長(55)が26日、横浜市内で会見し、客や取引業者に謝罪した。

 はれのひをめぐっては、購入済みの振り袖や、家に代々伝わる着物や娘の出生時に親が20年後のために用意していた着物を預けていた客がいる。はれのひの代理人弁護士は、約1200着が保管されているのを確認したと説明。預かり品、購入品については1月末以降に客に返還するという。一方、レンタル品や、分割払いの商品で、支払いが残っているケースでは返還できないといい、所有権を取得したい場合は、破産管財人に連絡してほしいとしている。