安倍晋三首相ら各党の衆院議員13人が22日、衆院から永年在職25年で表彰された。

 加計学園の獣医学部新設計画をめぐり、首相のこれまでの国会答弁を覆す内容の「新・愛媛文書」が、愛媛県から公表され、再び首相の身辺があわただしくなつたさなかに、首相は国会議員として節目の日を迎える形になった。

 衆院本会議で表彰されたのは首相のほか、自民党の岸田文雄政調会長、茂木敏充経済再生担当相、自民党の林幹雄幹事長代理、山本公一前環境相、鴨下一郎元環境相、塩崎恭久前厚生労働相、浜田靖一元防衛相、野田聖子総務相、国民民主党の前原誠司元外相、共産党の志位和夫委員長、穀田恵二国対委員長、衆院会派「無所属の会」の玄葉光一郎元外相の各氏。

 立憲民主党の枝野幸男代表、公明党の石井啓一国土交通相、斉藤鉄夫幹事長代行は、表彰を辞退した。

 首相が初当選した1993年は、衆院選で自民党が初めて野党に転落した年。この時、躍進した日本新党で初当選したのが、枝野氏や前原氏だった。