東京都の小池百合子知事は28日、東京・池袋で開かれた「池袋ハロウィーンコスプレフェス2018」で、2年ぶりのコスプレを披露した。漫画家松本零士さんの名作「銀河鉄道999」の謎の美女、メーテルに扮(ふん)した。

小池氏は「前からコスプレをしたかったメーテルにしました。アニメキャラとしても非常に人気もある。気に入っています」と、満足そうに話した。

当初は、昨年の同コスプレイベントでメーテルを披露する予定だったが、昨年は衆院選をめぐるどたばたも重なり、イベント出席をキャンセルしており、2年越しで「念願」がかなった。

松本さんとは、かねて親交がある。「星や月の話をうかがっていると、数時間たってしまう。今日は敬意を表しました」。

小池氏のコスプレ披露は3度目。過去2回は、手塚治虫さんの「魔法使いサリー」「リボンの騎士」を選んだ。「ぜひこういう名作を、いつまでも日本の誇りとして守ってほしい」とも呼びかけた。

「コスプレは、見ているよりやった方が楽しい」が持論。「漫画やアニメをモノからコトに変え、みんなが楽しんでいる。(コスプレは)新しい文化。東京全体が発信するよう、私もどんどん応援したい」と、述べた。