2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は11日、大会スタッフ・ボランティアと都市ボランティアのネーミング最終候補4案を発表した。ネーミングは大会に関わるスタッフやボランティアの一体感を生む愛称で、ボランティア応募者の投票で決まる。

4案は以下の通り。

1人1人が輝き、大会を輝かせて欲しいという願いとエンブレムの「藍色」を合わせた「シャイニングブルー」。都市ボランティアは「シャイニングブルートウキョウ」のように、募集する自治体名がつく。

力や集団を意味するフォースと用い、一丸となって大会を力強く盛り上げてほしいという「ゲームズフォース」。都市ボランティアは「シティフォース」。

船のいかりや、リレーの最終走者を意味する「アンカー」から大会を成功に導くための要(アンカー)になって欲しいという思いの「ゲームズアンカー」。都市ボランティアは「シティアンカー」。

1人1人に大会を盛り上げる重要な役割を期待してキャスト(配役)という言葉を配した「フィールドキャスト」。都市ボランティアは「シティキャスト」。

投票はボランティア応募完了者によって行われ、1人1票。組織委員会が募集した大会ボランティアは12日午後1時から1月20日午後1時までネットで受け付ける。東京都が募集する都市ボランティア応募者の投票は同期間にネットとハガキで、応募期間と方法は各自治体によって異なる。

発表は来年1月下旬、ネーミング選考委員会委員で元パラリンピック競技代表の河合純一氏は「一体感を持って退会を成功に導けるような名前を」と話し、元五輪競泳代表の萩原智子氏さんは「大会の顔として、誇りを持てる名前になってほしい」と話していた。