東京都の小池百合子都知事(66)が3日、開催された東京マラソン表彰式の際、ポケットに手を入れていた態度がいかがなものかと、インターネット上で批判の声が上がっている。

この日の都内の天気予報は、最低気温6度、最高気温8度で、雨が降る肌寒い気候だった。その中、小池都知事は2時間4分48秒で優勝したビルハヌ・レゲセ(エチオピア)が表彰される横で、寒かったからか両手を上着のポケットに入れていた。さらにレゲセが雨が降る中、傘もなく立っていたにもかかわらず、同知事は着物姿の女性に背後から傘をさしてもらい、ぬれない状況で、それが日本テレビの生中継にも映っていた。

ツイッターでは、生中継を見た視聴者や、実際に表彰式会場にいた観客からとみられる、批判が相次いだ。「完走直後の優勝選手が雨にぬれて立っているのに、自分は傘をささせ、両手をポケットに入れるのか?」「ポケットに手を入れているだけでなく、握手も心がこもっているように見えなかった」

「最後は拍手していたが、素晴らしかった大会が知事の態度で興ざめした」

「主催者がそんな態度なら、辞めてしまっても良い」また小池都知事が、20年東京オリンピックに向けて「主役は選手、アスリート」などと、アスリートファーストを口にしていることを引き合いに「いつも言っていることはウソなのか?」という、辛口な批判もあった。