21日に告示された知事選は、11道府県。このうち福岡、福井、島根、徳島の4県で、自民勢力の支持が割れる「保守分裂」となっている。

福井は福岡と同様、自民党が新人の元官僚を推薦する一方、一部の自民県議は現職を支持。逆に徳島では、自民県連が5選を目指す現職を推薦したが、多選を批判する元自民県議が出馬した。

現職引退に伴い44年ぶりの保守分裂になった島根は、さらに複雑な構図だ。党側は地元出身の元総務官僚を推薦し、中堅・若手県議らが別の元総務官僚を支援。もう1人の保守系が出馬し「3分裂」になった。与野党の全面対決は、北海道だけだ。