14回目の立候補となった東京・港区議会選挙で初当選したマック赤坂氏(70)が8日、港区議会に初登庁した。同氏は初登庁の際、たけし軍団のタレントまっく赤坂見附(45)を伴い、港区議として封印するコスプレを託す考えを示した。

まっく赤坂見附は、18年3月に師匠ビートたけしの命名で、芸名を鳩山クルオから改名。その後、同21日に赤坂氏と対面し、2000円を払って同氏が設立した「スマイル党」に入党したことをツイッターで明かしていた。

赤坂氏はこの日、着用した黒のジャケットに、黒地に白地で「マック赤坂」と書かれたTシャツが、議員としての“公式ユニホーム”との考えを示した。その上で「今回もコスプレで(区議選を)やっていたら、また落選していたわけなので、コスプレの代わりに、こういう人をマスコットで用意した」と、議員活動の中で封印するコスプレの代替案として、まっく赤坂見附を呼んだことを明かした。

報道陣から「今度は、まっく赤坂見附さんが代わりにコスプレをしていく?」と聞かれると、赤坂氏は「それも、ありだよね」と、まっく赤坂見附をコスプレの後継者にするアイデアを前向きに受け止めた。「ただ、彼の場合は事務所がOKしないだろうから」と、まっく赤坂見附の所属事務所オフィス北野にも、一定の配慮を示した。

一方で赤坂氏は、議員としての活動を離れた私生活全般でのコスプレについては「とりあえず1週間は封印。その先は分からない」とニヤリ。渋谷や地元の赤坂でダンスを踊るのが有名だが、今後も継続するかと聞かれると「そこでガス抜きしていかないと。議場で欲求不満がたまって爆発したら困る」と苦笑いした。「区議としてはコスプレを封印し、踊る時など素のマック赤坂に戻る際はコスプレはするのか?」と聞かれると「そうそう」と答えた。

その上で、着ていた「マック赤坂Tシャツ」を指さし、価格を1枚1000円と明かした上で「傍聴席に来ていただいたら、Tシャツをプレゼントすることも考えている」と言って笑みを浮かべた。【村上幸将】