アルピニストの野口健氏(46)が、ネット上で拡散されたデマによりトイレットペーパーなどの買い占めが発生するなど混乱する状況に、東日本大震災発生時の避難所での光景を引き合いに出し「『自分さえよければ』という気持ち片隅に置けないものだろうか」と苦言を呈した。
野口氏は2日、ツイッターを更新。「店員の悲痛な叫びに心が痛む。いつも笑顔だったお客さんが鬼に見えると。我先にトイレットペーパーをかき集める人々の姿」と、ドラッグストアで働く女性のツイートを紹介した記事を貼り付け、「東北の避難所では限られた救援物資を皆で分け与えていたあの光景とあまりにもかけ離れる。『自分さえよければ』という気持ち片隅に置けないものだろうか」とつづった。
続けて、東北の被災地に救援物資を届けた当時を振り返り、「震災発生からさほど日数が経っておらずあらゆる救援物資が不足していた。避難所でトラックから救援物資を下ろす時に『この先の避難所も困っていますからあちらの分も残してください』と。その避難所に運ぶと『あちらの分も』と同じ言葉。分け合う姿に心打たれた」と、被災者たちが助け合う光景をつづった。

