緊急事態宣言が発令されている大阪では、コンビニエンスストアやホームセンターなどで、レジカウンターに透明シートを付ける対策をとる店舗が増えている。

12日、大阪市内のホームセンターに電話取材。店舗内のレジに透明のテーブルクロスをつるし、飛沫(ひまつ)感染を防止しているという。接客時にはビニール手袋をして対応。現在でも除菌スプレーなどを求め、1日1500~2000人程度の来客があることから、従業員の感染阻止に万全の対策をとっている。店長は「対策をしてからは(従業員から)安心してレジに入れるようになったと言われました」と話した。

他にもこの店舗では、客同士の距離を保つため、レジの前の床に2メートルおきにテープを張り、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保。マスクを買い求める客が並ばないように、販売がないときは「入荷はありません」と張り紙をし、入荷のときは告知せずに店頭に出し、密集を避けている。

大手コンビニエンスストアのセブン-イレブンなどでも、店舗のレジに透明シートを貼って客との間に間仕切りを設けている。同社ホームページによると、レジ待ちの客の距離を保つために床に印を付け、店内で飲食ができる「イートインコーナー」の座席は間引きし、席の間隔を一定距離とるように対策を取っている。【南谷竜則】