安倍晋三首相は14日の会見で、検察官の定年延長を含む国家公務員法改正案について、検察官は行政官であり、三権分立が揺らぐことはないとした上で「恣意(しい)的な人事が行われることは全くない」と述べた。

また、今回の法改正は、安倍政権に近いとされる黒川弘務東京高検検事長について、次期検事総長への道を開くためとの見方があるが、黒川氏の人事については「まだ決めていない。今の段階では申し上げることはできない」と述べるにとどめた。