東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに534人報告されたと明らかにした。

前日18日の493人を超える2日連続の過去最多更新で、初の500人超え。この日、有識者を交えて開かれた東京都のモニタリング会議では、感染状況に関する4段階の警戒度を最高レベル(赤色)の「感染が拡大している」に1段階引き上げることも決定した。

同会議では新規感染者の7日間平均が先週の244人から326人に増え、現在の増加比約133%が4週間継続すると、約3・1倍の約1020人に達することも報告された。

会議に出席した小池百合子都知事は「4段階最高レベルの赤色が灯ってしまった。家庭内感染も最多となっている。重症患者を減らすためにも、高齢者や基礎疾患のある方は会食を避けていただきたい。それ以外の方も会食を控えていただきたい」と要望した。

重症者対策や個々の感染防止徹底は訴えたが、「第2波」の際に実施した飲食店に対する営業時間の短縮要請や、週末の3連休に特化した指針を示すことはなかった。