囲碁の新人女流棋士として4月からデビューする徐文燕(じょ・ぶんえん)初段(16)が24日、東京・市ケ谷の「日本棋院」で会見に応じた。2016年(平28)の少年少女囲碁大会小学生の部で準優勝したのをきっかけに、プロへの道を選んだ。光永淳造六段(46)に弟子入りして、プロ棋士養成機関の「日本棋院院生」となり、本年度の女流特別採用棋士試験本戦1位で採用された。

「まだ実感がわきませんが、運良く入段できてうれしいです」と笑う。母で同じ女流棋士でもある金艶(きん・えん)四段(56)に小1から教わったが、戦いを好む母とは違い、手厚く打ち進めるタイプだという。「目標は藤沢里菜女流本因坊(22)。女流のタイトル獲得が目標です」と語っていた。