3期12年にわたり千葉県知事を務めた森田健作氏(71)が2日、県庁を退庁した。

森田知事は、報道陣や県職員に退任のあいさつを終え、約100人の県職員や県民に見送られながら、午後5時ごろ、県庁1階玄関を出た。

県職員から花束を受け取ると笑顔をみせた森田知事。「辛いときはともに歯を食いしばり頑張り、うれしい時は、思いっきり笑顔で肩をたたき合ったチーム森田、最高の時でした。みんなありがとう! 大変お世話になりました!」と感謝を伝えた。

集まった人々から「ごくろうさま!」「ありがとう!」といった声がかけられると森田知事も手を振って応え「ありがとう! ありがとう!」と頭を下げた。最後は力強くガッツポーズをして車に乗り込んだ。

森田知事は車に乗った後も、窓から手を振るサービス精神をみせると、県庁前では、車が見えなくなるまで拍手が鳴りやまなかった。