第2子の出産を6月に控えており、9日に逝去したフィリップ殿下の葬儀を欠席すると伝えられるメーガン妃(39)が、欠席の理由を友人に伝えていることを英デイリー・メール紙が報道した。同紙によると、メーガン妃は友人に「自分が参列して注目の的になることを望んでいないから」と発言したと友人が語っている。

医師から渡航許可が下りず、ヘンリー王子が単身で英国入りしたと伝えられているが、メーガン妃は敬愛していた殿下の葬儀への参列を望んでいたという。

しかし、オプラ・ウィンフリーとのインタビューで王室で人種差別を受けたことを告白したことが物議を醸している中での帰国となるため、目立ってしまうことを懸念。「今一番大切なのはヘンリー王子を支えること」だとして、自身の帰国についてはヘンリー王子に判断を一任していたという。また、別の関係者はメーガン妃の母ドリアさんがストレスのかかる帰国を心配し、自宅にとどまって遠くから王子をサポートするよう説得したとも語っている。

「今は意見の相違は脇に置き、家族が一致団結しなければならない時。フィリップ殿下もそれを望んでいるはず」とメーガン妃は語り、過去を許して前に進む準備ができていると同紙は伝えている。

一方、ピープル誌も関係者の話として、夫妻はエリザベス女王とも連絡を取っており、女王はメーガン妃が参列できない理由を理解していると伝えている。

ヘンリー王子は、帰国後は英国の新型コロナウイルス感染対策に従い、王室時代にメーガン妃と暮らしたウィンザー城にあるフロッグモア・コテージで隔離しており、確執が伝えられる兄ウィリアム王子らとは面会しておらず、葬儀当日に家族と再会することになると見られている。

孤独の王子は米国に残してきたメーガン妃とアーチ君のことが心配で1日に何度もビデオ通話している米Usウィークリー誌は伝えているが、17日の葬儀でも父や兄らとは離れた席に1人で着席する可能性があるという。

芸能情報番組アクセス・ハリウッドは、コロナ対策から葬儀では家族単位で離れて座ることなり、公務から退いたヘンリー王子とチャールズ皇太子の弟アンドルー王子は、王室の伝統的な制服の着用が認められないことからスーツを着用することになると伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)