東京都議選が4日、投開票され「都議会のドン」と称された内田茂氏の娘婿で、千代田区から自民党の候補として出馬した内田直之氏(57)の落選が確実となった。

これまで千代田区議を3期10年務めた内田氏は、「ドン」の地盤を継承し、イメージ刷新も視野に選挙を戦ってきたが、都民ファーストの会候補として出馬した平慶翔氏(33)に敗れ去った。平氏は、サッカー日本代表長友佑都(34)の義弟で、女優平愛梨(36)を姉に持つ。千代田区は定数1のため、義息(内田)と義弟(平)が争う「ギリギリの戦い」として、注目度も高かった。