囲碁界を最年少プロの仲邑菫二段(12)と、国民栄誉賞棋士の井山裕太棋聖(名人・本因坊=32)の対局が29日、実現した。

都内のスタジオで行われた非公式戦「第1期新竜星戦」1回戦だ。この棋戦は持ち時間各1分、1手打つごとに5秒加算される「フィッシャー方式」の早碁。32人による勝ち抜き戦となる。

参加資格があるのは、第29期竜星戦決勝トーナメント進出者(16人)、過去の竜星戦優勝者(8人)、昨年の女流タイトル戦優勝者、準優勝者と、過去の女流棋聖戦優勝者(6人)に、特別推薦2人。仲邑は特別推薦枠、井山は決勝トーナメント進出組での出場となる。まさに、囲碁界のオールスターが勢ぞろいした。

今年は女流立葵杯ベスト4、女流本因坊戦ベスト8など、タイトル戦挑戦に手の届きそうなところまて来ている仲邑がどんな打ち回しを見せるのか、注目される。