自民党第27代総裁に選出された岸田文雄前政調会長(64)が、29日の総裁選後にツイッターを更新し、妻の裕子さんから作ってもらったという“愛妻”お好み焼きの写真を掲載した。また、この投稿で「広島焼き」と返信した自民党議員がおわび投稿をするなど、岸田氏の首相就任に先んじて「お好み焼き論争」がSNSで起こった。

岸田氏はツイッターに「帰宅すると、妻の裕子がお好み焼きを作ってくれていました。インスタライブで私が、『妻の作ってくれるお好み焼きが大好きです』と言っていたからです」と写真を掲載。「いつも最高に美味しいけど、今日は、一生忘れられない美味しさでした。ありがとう」と喜びをにじませた。

お好み焼きはソースが多めにかけられ、もやしや麺、キャベツがはさまれている様子。コメント欄には、写真に写り込んでいるソースのボトルの賞味期限が少し過ぎていることを指摘し「ソース賞味期限切れなのも好感度高い」など、岸田氏の庶民的一面に対するコメントも寄せられた。

また、広島が地元の岸田氏のこの投稿に対して、防衛大臣政務官の自民党大西宏幸氏は「流石の広島焼き」とコメント。すると広島出身者らから「広島焼きというものはなく、あくまでお好み焼き」などの主張が飛び交い、「広島風お好み焼き」という表現も巻き込んでの「お好み焼き論争」が活発化した。

大西氏はその後、「お詫び」と題して、「広島でのお好みと、大阪でのお好みは基本的な作り方も違うのに地域名を入れた事に心よりお詫びを申し上げます 広島文化も大阪文化も弥栄」と訂正の投稿をした。