秋篠宮家の長女、小室眞子さん(30)のニューヨークでの新生活をパパラッチした英大衆紙デーリー・メールの電子版が24日、来月1日に20歳の誕生日を迎えられ、成人皇族となる愛子さま(19)について、「ティアラを新調する予算がない」などとする特集記事を報じた。

同紙は「まだ知られていない愛子内親王が、世界の舞台にデビュー」と伝え、小室圭さんとの結婚で世界中の注目を集めた眞子さんに続き、これまで海外ではほとんど名前が知られていないと前置きして、愛子さまが犬や猫と写った写真など、幼少時からのショットを多数掲載。大々的に特集した。

その上で、愛子さまは、成人皇族になられることで脚光を浴びることになると説明。子供時代に通学に不安を感じて一時不登校になったとされることや、動物好きで、現在は東京の学習院大に通う大学生であることなどを紹介した。

また、日本の皇室では成人した内親王にティアラを贈るのが恒例で、従妹にあたる眞子さんや佳子さまも成人された時にティアラを新調しているが、愛子さまは新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な影響もあり、叔母にあたる黒田清子さんの「おさがりのティアラ」が贈られるだろうと伝えた。ティアラは愛子さまの頭に合わせて形が調整されるが、コロナ禍で誕生日の祝賀行事や夕食会などの公式な集まりは行わない方針であるとも伝えている。

女性皇族は結婚すると皇室を離脱するため、公費で作られたティアラは返却しなければならないが、2005年に黒田慶樹さんと結婚した清子さんのティアラは、天皇家の私的な費用で制作されたものであることから、現在も清子さんが所有していると、借用の理由を説明。一方で、従妹の眞子さんや佳子さまがティアラを新調しているにも関わらず、天皇家の一人娘である愛子さまのティアラが「おさがり」であることは、驚きだとも伝えている。

さらに記事では、日本では女性天皇や女系天皇が認められていないことについても触れ、愛子さまは皇位継承順位に入っておらず、現在の継承順位1位は叔父の秋篠宮さまで、2位はその息子で、眞子さんと佳子さまの弟である15歳の悠仁さまであると伝えた。ただ、2019年10月に行われたある世論調査では、国民の81・9%が女性天皇を認めることに賛成しているとし、愛子さまに関連して、女性天皇に関する話題にも言及している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)