東京都の小池百合子知事(69)が、コップ1杯の「東京牛乳」を、左手を腰に当てた状態でおいしそうに飲み干した。

17日の定例会見の冒頭、「それではですね、牛乳を飲みます」とマスクを外し、「なみなみとついでくれちゃって…ふふふふふ」と笑顔も見せた。

「牛乳や乳製品に使われている生乳ですけれど、年末年始に大量廃棄される懸念が出ている」と説明した。その量は約5000トン。1リットルパック500万本相当となる。新型コロナによる飲食店などでの需要が落ち込んでいることや、年末年始で学校給食の需要も減ることが理由とされている。「東京は牛乳の一大消費地。東京牛乳は1964年の東京大会でも多くの選手に提供された。地産地消の特産品でもありますし、いろんな思いでみんなで牛乳を飲んでいこうと、私自身で示させていただきました」と呼び掛けた。【鎌田直秀】