新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」による感染急拡大で1日の新規感染者が全国で過去最多の3万人超となった18日、政府は1都12県に対し、まん延防止等重点措置を追加適用する方針を固めた。

◆まん延防止等重点措置◆

<1>飲食店の制限など 知事の判断で、認証店以外には午後8時まで、認証店には午後9時までの時短要請が行える。感染状況を踏まえ、知事の判断で酒類を提供しないよう要請もできる。飲食店等では5人以上の会食を避けるよう要請できる。

<2>イベント制限など 都道府県から感染防止安全計画の確認を受ければ上限2万人かつ収容率上限は100%まで認める。それ以外は上限5000人で収容率上限は大声ありの場合50%、大声なしの場合100%。

<3>移動制限など 飲食店へは制限時間以降、出入りしないよう要請できる。混雑した場所、感染リスクの高い場所への移動、不要不急の都道府県をまたぐ移動も控えるよう要請できる。テレワークの推進、3密を避けることも求められる。

<4>ワクチン・検査パッケージ ワクチン接種や陰性証明で行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」は原則一時停止。首相は18日、知事の判断で適用継続も可能とした。