埼玉県戸田市長選は20日、投開票が行われ、スーパークレイジー君氏(35、本名西本誠)は落選後、「これからも戸田を拠点としたい気持ちに変わりはありません。フルボッコにされた感じですけれど、しっかり受け止めて次に進みたい」と、当初から予定していた今夏の参院選出馬も再検討する意向を示した。

「目立つばかりのパフォーマンスではなく、街をしっかり歩いていきたい。認知度だけじゃ、この世界ではやっていけない。写真を一緒にとるのと、投票所にいって名前を書くことの重さは違う」。今回の得票数は2529票で、全体の6・3%。現職の菅原文仁氏(46)の3万7092票で92・8%(無効票が358票)とは想像以上に差をつけられた印象でもあった。「僕もなんでもかんでも、選挙に出れば良いと思っているわけではない。(出馬に)反対する声もあったけれど、愛着のある戸田市だから出させていただいた。菅原市長も素晴らしい方だと思っていましたし、後悔はない」。落胆の気持ちはあるが、必死に前を向いた。

昨年1月の戸田市議選で初当選も、3カ月以上の居住実態がないとして、4日に市議選の当選無効が確定し、失職したばかりだったが、13日の告示日に無投票再選を回避することも理由の1つにあげて、急きょ市長選に出馬していた。これまでも市議としての活動を最優先にしながら、今夏の参院選出馬に向けた準備として、全国を車で巡る活動も行ってきた。